2019年を終えて

2019年から2020年への年越しは、

1人ゆっくりお酒を飲みながらと考えたけど、

こうやって
1人ゆっくり家で書き記す過ごすことにした。


ふと、2019年を振り返ってみたけど
ちょうど一年前、2019年を迎えた時は、

身を切る冬の寒さを1人感じていた。

その時の私には、
2019年という1年を駆け抜けることが
想像できなかった。

だけども不思議。
気づけば、2019年という1年を乗り越えた私が
今ここにいる。


今まで経験したことのない
人間関係の渦が起こった2019年。

そこに漂う、人の感情。

それらは多様に交じり合い、複雑さは加速する。

その渦の中心にいる私。

私とはまったく違う、浅はかな考えの人の登場。

彼女をかばう周りの人々。

風当たりのきつい状態になった私。

あの「愛」は嘘だったと行動で証明してくる、同じく中心にいる人。


2019年は春になっても、夏になっても
冬の寒さはそのまま私を包み込んでいた。

激しく何度も涙が頬をつたう。
激しく何度も心が震えた。
何度も忘れようとした。

そんな時間を過ごした。

やがて、静寂な時間の中で
これは、単なるチャラけた話ではない。

これは、
「 私の知らない過去の私 」が知っているこだと静かに悟った。

そして、
2019年を通して目の前で起こる現実を受け入れながら
私はひたすら前を見た。

今目の前に与えられた仕事に集中して取り組んだ。


いずれ 「真実」 は浮かび上がってくる、という思いを胸に。


気づけば、
与えられた仕事を丁寧にこなした先に、
ギフトをもらった私がいた。

それはたしか、初夏の頃だった。

その時は本当に嬉しかった。


その時に手渡された 

「1本のボールペン」

高級感溢れる光を放つそのボールペンを受け取った私は、

何かを託された気がした。


それ以来、
自分の想いや感じること、好きなこと、心地良いことを

お気に入りのノートに書き記していった。

私の「好き」が沢山溢れるノートに心落ち着く私がいた。


移り行く季節を肌で、香りで、音で、味で感じながら、

過ごした私は、

上質なノートに書き記す中で

やがて、

凛とした、艶のある、成熟した深みのある女性になっていた。



夏至を迎えるころ、 
訪れたアフターヌーンティ。


何年もの間その場を見守ってきた重厚感ある赴きで佇む
格式あるホテル。

ロングドレスを身にまとった私。
ほのかにカールしたロングヘアがなびく。

中世ヨーロッパを彷彿させる
木目調で作られたティールーム。
静かに佇むホテルマン。

柔らかい夏の日差しが写し出す世界が広がる。
その静寂な空間で蘇った。

あの時の私が。

そう、微かに蘇るこの感じ。 
この空気感。
馴染む銀色のカラトリー。
紅茶を嗜む私。

気づけば、
夏の夕日が空を、
この空間を、
そして私を、
照らしはじめていた。

「お飲み物はいかがですか。」と、
そっと静かに声をかけてくれた。

そのホテルマンの白色の制服。
空気のような存在。
彼の後ろ姿。

あの時私が見た景色と重なった。

その時の私は
これが、過去なのか、未来なのか、現在なのか、
一瞬分からなかった。

そう、その一瞬、
時間という軸が私の世界から消え去った。 


私たちは、ここで出会ったと、府に落ちた。

世界のどこか、こんな空間で、私たちは出会った。


そして
わたしたちは、現在という軸で

再び出会い

再び惹かれ合い

再び愛し合った。




爽やかな風を感じる秋には、

真実は明らかになっていた。

人間関係の渦が解き放され
静かにもとの空気になってゆくのを感じながら過ごす秋。

貴方の愛を心で感じ
見上げた先には美しい秋の夕日が空に浮かんでいた。

私は静かに
「本当は何をしたいのか」の答えが、見え初めていた。


あの秋の初め、
自由にやりたいことに真っ直ぐ突き進む貴方を見て、
「私はどうしたいのだろうか」という雲に徐々に覆われていた。

薄暗い雲に完全に覆われた私は、
恐くなって、貴方から離れた。


だけれども
2019年の秋冬には、
その答えが出てきた。

私は地中海のプリンセス。
「言葉」で感じたことを表現し、伝えていくことにした。

写真と言葉でつくる一連のストーリーも
丁寧につくっていきたい。


プリンセスは。
人の痛みが分かる人。

だから、
この2019年に起こった一連の出来事は、
貴方から送られた愛のギフト。

そう、深く意味のあるギフト。

心からありがとう。


2020年は 
私の「好き」で溢れた幸せな年になる。

プリンセスとして。



by 地中海のプリンセス


 
























地中海のプリンセス

「31歳からのプリンセスって素敵ね」 艶ある大人が しっとり きらきら わたしらしく生きていく中で 感じることを表現。 わたしの中にある たくさんの感情の窓に 触れてみてください。

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